うちの子がお風呂を好きになるためにできることがあるのか知りたい。
そうですよね。
自宅でのお風呂はちょこちょこ出番があるので、なるべく愛犬に好きになって欲しいですよね。
わが家の愛犬ビーちゃんも月に1度(2ヵ月に一度)くらいで洗っています。さすが時間が経つと香ばしい香りがしてきます。
自宅でシャンプーをするならば…
シャンプーのたびに愛犬が嫌がるよりは、できれば好きになって欲しい!
好きにならなくてもいいから、なるべく不安や負担はなくしてあげたい。
そんな風に思ってしまいますよね。
そこで今回はわが家が実際におこなった
お風呂を好きになるための下準備
を紹介していきます。
準備に少し手間がかかりますが、始めに慣れてしまえばあとからぐっと楽になりますよ。
ワンちゃんの嫌がるところをみるのは、飼い主も心が痛みます・・・。
ドライヤーに慣らしたり、お風呂のイメージをアップさせたりして
愛犬が少しでも楽しめる(?)ように
しちゃいましょう。
愛犬とのお風呂がさらに快適になる我が家が使っている便利グッズも紹介します。
元動物看護師としてたくさんの動物と触れ合ってきた私が、実際に愛犬のビーちゃんと準備してきたことの紹介です。
下準備とかじゃなくて、実際のシャンプーのやり方が知りたいんだ。という方はこちらの
▶▶【愛犬のシャンプーが楽しくなるやり方】コツは温度とシャワーヘッドにあり!
からどうぞ。
わが家で実際にやった下準備【お風呂が好きになる】
・身体が濡れることが苦手なワンちゃん
・じっとしているのが苦手なワンちゃん
・音に敏感なワンちゃん
・とにかくビビりなワンちゃん
いろいろといるかと思いますが、自宅で愛犬をシャンプーするのであれば、なるべくストレスなく終わらせてあげたいですよね。
ここでは少しでもストレスをやわらげるために私がビーちゃんと準備した方法を紹介します。
ちなみに我が家のビーちゃんは『超』がつくほどのビビりさんです。
- ドライヤーの音に慣らす
- お風呂場の雰囲気に慣らす
- 身体や手先・足先も触れるようにしておく
- 最初の頃はシャンプーを付けない
- 最初はおやつを食べながら
①ドライヤーの音に慣らす
掃除機同様、ドライヤーの音を怖がるワンちゃんも多いです。
ゴーっていう音がして、風が自分に向かってくるんですから無理もないかも。
得体の知れないものは怖い!!
ビーちゃんはビビりさんなので、まずはドライヤーを見せるところから始めました。
ドライヤーを電源の入れずにソファーなど日常の空間に動かさずにだしておく
(ワンちゃんはあやしくないかチェックしにきます。思いっきりかがせてあげて安心させてあげましょう。)
↓
ソファーなどにおいたままスイッチを入れてみて音にならす
↓
ソファーなどにおいたままおやつで釣ってドライヤーの前に誘導し風を少しあてる
↓
片手でドライヤーを持ちながら片手でおやつで誘導し風をあてる
(怖がる場合にはドライヤーは動かさないようにしましょう。)
↓
ドライヤーをいろんな角度であててみる
これらの事を焦らずに少しずつ段階的に行いました。
実際にドライヤーを使えるようになるまで、ビーちゃんは1週間くらいじっくりと…。
最初の日はドライヤーを見せるだけで終わるのでも十分です。
ドライヤーを警戒しすぎて近寄らないんだけど…。
あまりに警戒してしまう場合にはドライヤーを見せるときにはおやつをあげて、
ドライヤー=おいしいもの
って思わせてしまいましょう。
ドライヤーってのが出てくるとおやつが食べられるんだ。はやくドライヤーでてこないかなー。
ドライヤーのイメージを良いものにすり替える!
②お風呂場の雰囲気に慣らす
お風呂と関係のないときにお風呂場を見学したり、お風呂場の中に入り扉をしめておやつをあげたりもしました。
お風呂場に慣れてきたら、ワンちゃんにかからない位置にセットした
シャワーを少し出し音にも慣らせておく
といいでしょう。
お風呂場ってせまくて床が変だからいやだけど、なんだかおいしいところなんだね。
③身体や手先足先も触れるようにしておく
お風呂に限らず全身・特に手先・足先を触れるようにしておくと、さまざまなチェックがしやすく便利です。
普段リラックスしている時に全身を撫でるついでに、意識的に手先・足先も触るようにして慣らしておきましょう。
マッサージするように優しく触ってあげると、愛犬も喜んでくれますよ。
耳や口、手先・足先など普段からさまざまなところを触って慣れさせておくことで、動物病院の診察や治療もスムーズに行えるのでおすすめです。
足のマッサージきもちいいー。
④最初の頃はシャンプーは付けない
いよいよお風呂に入れる段階になってきましたね。
でも飼い主が愛犬をお風呂に入れることに慣れていないうちは、
部分的にシャンプーを付けない方法
なんかもありますよ。
お互いに慣れていないなかシャンプーを綺麗に流す作業はけっこう大変…。
すすぎ残しも気になります。
初めはたくさんシャンプーを付けずに、手早く終わらせることを目標にして愛犬と飼い主どちらの負担も少ない状態から始めましょう。
でもやっぱシャンプーって、いい匂いだし付けたいなぁ…
もしもせっかくだからシャンプーを付けたいという場合には手先・足先のみにすると流す作業も簡単です。
シャンプーのいい匂いは翌日には、もう消えていたりします…
⑤最初はおやつを食べながら
ビーちゃんも最初のお風呂は、子どもに手伝ってもらってと2人がかりで入れました。
1人がおやつをあげる係で
もう1人が洗う係です。
おやつが好きなわんちゃんなら、おやつに気を取られている間に身体を洗うことができます。
ワンちゃんもシャンプーするっておいしいんだな、と思ってくれるでしょう。
なるべく、噛み応えのある長いタイプのおやつが手でしっかりと持ちやすく便利です。
コングという知育おもちゃにふやかしたフードを詰め込む方法もやりました。コングについては後述します。
ドライヤーなどへの恐怖心をなくし、お風呂場は楽しいところだな。と愛犬に思ってもらうのが第一の目的です。
なんかびしょびしょにされたけど、おやつ食べてじっとしてるだけでほめられた!
愛犬がお風呂を好きになるために愛用している便利グッズ
マイクロファイバータオル
大きなバスタオルを使うには取り扱いがしにくいし、ハンドタオルじゃちょっと心もとない。
なんかちょうどいいのないかな?と、100均をうろついていたらハンドタオルより少し大きめのマイクロファイバータオルを発見しました。
さん
でも100均のタオルってすぐにダメになりそう。
そうですね、最初は使い捨てするくらいのつもりで買ってみました。
結果的に薄いわりに水分の吸収もよく使い勝手がよかったです。
とりあえず1年弱問題なく使えています。(その後すでに2年以上が経過しましたが問題ありません)
タオル手袋
百均(確かセリア)で一つ(片方)100円で買えるタオル手袋がとっても便利です。
マイクロファイバータオルである程度の水分をとった後、タオル手袋を両手にはめて撫でるように拭くことができます。
なでなでされているようで、ビーちゃんも安心&気持ちいいみたいです。
片手にはめてドライヤーをするときには、タオルがずれることなく手に収まっててくれるので細かいところも快適に拭くことができますよ。
さん
大きいタオルだと床についてベチョベチョになることあるもんね。
地味にめちゃくちゃ便利です。
コング
お留守番するときのお助けアイテムとして有名な『コング』は、お風呂場でも役に立ってくれました。
中におやつをつめることができます。
奥に入っているおやつを取りだすことに夢中になり、お留守番中の暇つぶしになったり、取り出すことに疲れてお留守番中に寝てしまう。
というアイテムです。
中に詰めるおやつはなんでもよいのですが、お風呂で使う場合にはペースト状のものが便利です。
お風呂場ではコングを手にもって与えるのでペースト状じゃない固形のものだと、床に落ちてしまいやすいです。
そのときにシャンプーと混ざってしまったのを食べてしまったり、お風呂場が汚れたりしまいます。
市販のコング用のペーストにしてみたりもしましたが、ふやかしたフードを詰めるのがリーズナブルでおすすめです。
なるべくお財布に優しいのがいいものね。
最初の頃は、子どもにこのコングを持ってもらい、夢中になっている間にビーちゃんを洗ったりしてました。
間違って手をかじられる心配がなかったので、子どもでも安心して持つことができたようです。
最近はこんなものも見つけました!
吸盤でお風呂の壁につけられるので、一人でもおやつをあげながらシャンプーできちゃいます↓
愛犬がお風呂を好きになる方法【まとめ】
こういった準備って、必ず必要なの?
いえいえ、特にこうした準備をせずにシャンプーをすることはもちろん可能です。
でもビーちゃんのようにビビりな子や仔犬さんたちには、
『お風呂はそんなに嫌じゃない』
もしくは
『ちょっと嫌だけどおいしいから頑張れる』
と思ってもらいたい。
そんな気持ちです。
愛犬がリラックスしてくれていると飼い主も落ち着いてシャンプータイムをもっと楽しめますね。
シャンプータイムが愛犬にとっても飼い主にとっても、楽しいものになりますように。
お風呂ってびしょびしょだからちょっと嫌なんけど、なんかおいしいからいっか。
実際にシャンプーをするときの具体的な方法(すすぐ順番など)をイラスト付きでご紹介↓