グランドカバー植え方シリーズ③
成長を待つこともなく、あっという間に緑の空間を作ってくれる人工芝。
ひとむかし前はひと目で人工芝だとわかるようなものばかりでしたが、最近はクオリティが上がっていて、質感や色味など本物と見違える商品も増えてきましたよね。
ご近所にも広い面積に人工芝を採用する家庭が増えてきています。
施工は少し大変ですがガラリと雰囲気が変わるうえ、メンテナンスがいらないことにも惹かれます。
自分で人工芝を貼ってみたいんだけど、やっぱ初心者だと難しいかな?
そんなあなたにむけて、今回は初心者でもできる人工芝の貼り方や整地の仕方などを解説していきます。
ドッグランやお子さんの遊び場に最適な人工芝の種類も紹介しますね。
おすすめの人工芝も厳選してご案内します。
↓人工芝などのメリット・デメリットについての詳しい記事はこちら
庭をドッグランに-5種類のグランドカバー候補から-
グランドカバー植え方シリーズ①【ダイカンドラの種】グランドカバーの簡単な植え方
グランドカバー植え方シリーズ②【DIY】意外とシンプル?!芝生の貼り方&おすすめ芝生7選
グランドカバーの植え方シリーズ④【徹底分析】そういうことか!クラピアの種類・植え方・販売店舗など
グランドカバー植え方シリーズ⑤クローバーを上手にグランドカバーにするためのコツ
人工芝の種類
楽天市場
- ロールタイプ
- パネルタイプ
- 芝の丈(長さ)
(10mm・20mm・30mmなど)
お子さんの遊び場やドッグランなど家庭の庭に使用するのには20mm~30mm程度が人気です。
その中でもドッグランへの採用を検討されている方は30mm程度がクッション性があり、ワンちゃんの足が埋もれにくいというポイントからおすすめです。
会社によっては25mmや35mmなど細かい刻みで販売していることもあるので、ある程度候補を絞ったらサンプルを取り寄せて実際の色味や質感を確認してみるのも良いでしょう。
ポイントで使うならパネルタイプも良いですが、ほとんどの場合がロールタイプで売られています。
人工芝のDIY①整地
きれいな仕上がりを目指すなら、下地作りは欠かせません。
整地の作業は地味ですが、完成の見ためを左右する大事な作業ですので、がんばりましょう!
必要な道具・材料
【必要な材料】
・山砂(凸凹を整え固める)
・防草シートU字釘(防草シートを固定する)
・レンガなど(地面を固める)
【必要な道具】
・カッター(ハサミ)
・トンカチスコップ
・(マジック・定規)
道具は家庭にあるものでなんとかできそうですね。
整地の手順
早速手順をみていきましょう。
- 地面の石や雑草などを取り除く
- 地面を掘り下げ、地面を固める
- 防草シートを固定する
1.地面の石や雑草などを取り除く
地面には石や雑草の根がたくさんあります。
そのまま人工芝を施工してしまうと上を歩いた時にごつごつしたり、隙間から雑草が生えてきてしまってしまったりするので、しっかりと取り除きましょう。
手でひとつずつ抜くには範囲が広すぎる場合には、大きなスコップで雑草を土ごととりのぞいてしまうのもひとつの方法ですよ。
2.地面を掘り下げ、地面を固める
人工芝を設置したときに周囲にあるタイル張りの地面などとのバランスや、収まりがいいようにするために、スコップやシャベルなどで地面を少し掘り下げておくと良いでしょう。
山砂を撒く場合には1㎝程度、撒かない場合には5mm程度掘り下げておくとよいでしょう。
あとは、実際の人工芝を仮においてみるなど仕上がりの好みに合わせて調整してみてくださいね。
周りにタイルなどを貼ってある場所がない場合には、バランスをみる必要がないので特にこの作業は必要ないかもしれません。
地面を掘り下げたら、山砂をまんべんなく撒いてレンガや大きめの石で上からたたき固めます。
こうすることで、設置後の人工芝が沈んでいくことを防いでくれます。
山砂は地面をより固くし、水はけをよくしてくれますよ。
この時点で平らに整地ができるかどうかで、人工芝を施工したときの完成度が全く違います。
プロのような仕上がりを期待する人は、丁寧に取り組みましょう。
山砂がなかなか見つからない
ホームセンターで「人工芝の下地にしたい」と相談してみてください。
3.防草シートを固定する
地面の整地がおわったら、雑草が生えてこないように防草シートを張ります。
値段に比例してその効果もあがるようなので、まぁまぁいい防草シートを使いたいところですね。
とりあえずは仮置きをします。防草シートの切り過ぎを防ぐため、実際の寸法よりも少し大きめに切っておきましょう。(あとから人工芝とのあいだにおりたたんでしまいます。)
余分なところはカッターでカット。きれいに仕上げたい人はハサミや定規も駆使して丁寧にどうぞ。
防草シートを重ねるときは5㎝程度は重なるようにすると雑草が生える隙間が空きづらいです。
仮置きがおわったらU字釘をトンカチでたたいて防草シートを固定します。
だいたい50㎝から1m間隔くらいが目安です。
この時に、下に水道管などが通ってないか注意してください。
次はいよいよ人工芝を敷いていきましょう。
人工芝のDIY②人工芝の施工
人工芝の施工に必要な道具・材料
- 人工芝
- ジョイントテープ
(人工芝の連結) - 養生テープ
- U字釘(人工芝の固定)
人工芝をDIYする手順
- 人工芝の向きに気をつけて仮置き
- 余分な部分をカット
- 連結部分をジョイントテープで連結
- U字釘で固定
1、人工芝の向きに気を付けて仮置き
人工芝にも葉の流れの向きがあるようです。
良く眺める方向に向かって流れているのが一番きれいに見えるそう。
どうしてもそれが難しい場合には横から見る形でもいいそうですよ。
どちらにしても複数人工芝を連結する場合には向きを揃えるのを忘れない様に注意したいですね。
芝生の向きが違うと人工芝だとすぐにバレてしまいそう・・・。
複数のシートを敷く場合にはシート同士の間を2mm~3mm程度あけると、自然な仕上がりになります。
2、余分な部分をカット
仮置きしたら余分な部分を裏面(芝の生えてない方)からカッターをあてて切ります。
壁や柱などの障害物がある場合にはマジックや定規を使うと切り過ぎ防止になりますよ。
長い辺も一度に切ると後戻りできないので、一気に切らず少しずつ様子をみながら切るようにするといいでしょう。
カッターの刃をちょこちょこ折って新しくした方が効率よく進みます。
3、連結部分をジョイントテープで連結
複数の人工芝を施工する場合には、人工芝用のジョイントテープで裏側から固定します。
この時、人工芝の巻き込み防止で端の部分を養生テープで固定しておくと自然な仕上がりになります。
こちらのサイトが詳しくおしえてくれます。→人工芝を自分で施工する方法~DIY~
4、U字釘で固定
もう一度遠くから見てみるなど、仕上がりを確認したらいよいよU字釘で固定していきます。
お子さんがつまづくのではないかと心配な方は外周だけでも充分です。
連結部分はジョイントテープで固定されているのでU字釘で固定する必要はないですが、固定する場合にはくれぐれも釘を深く打ち、つまづかないようにしてくださいね。
間隔はだいたい30㎝程度ですが、人が良く通る場所などはもう少し狭くするなど調整してください。
U字釘が見えてしまうので芝を巻き込まないように気をつけ、芝をサラサラとなでてなじませましょう。
あとは、デッキブラシやほうきで毛並み(葉並み)を整えたら完成です。
流れに逆らって、葉を立てるようにするのがポイントです。
人工芝おすすめ5選
忙しいあなたに代わって口コミなどをもとにおすすめの人工芝をご案内します。
今回はお子さんやドッグランなど幅広い用途に使える30mm前後の人工芝をメインに紹介しますので参考にしてみてください。
庭で絶対BBQ!
という方は防炎タイプが安心ですよ。
価格の比較がしやすいよう、1m×10mサイズで統一してあります。
タンスのゲン 人工芝 30mm
人工芝を施工するときにも目立ちにくいように緑色のU字釘が24本ついています。30mmなのでお子さんの遊び場やドッグランなど様々な用途で使えます。排水穴は10㎝間隔であるので排水の問題もありません。
HUGOO 人工芝 35mm
U字釘が20本ついているこちらのタイプ。35mmなので少しふんわりしています。1㎡あたり19,600本もの芝を使用し、他社に比べて2倍の密度を再現したそうですよ。排水穴の間隔は10㎝間隔です。
人工芝 35mm 防炎
人工芝の最大ともいえるデメリットは、火気厳禁なところ。せっかく庭が整ってもBBQができません。
BBQするために庭を整えている
なんて人は防炎機能がついているタイプが安心ですね。
人工芝 防草シート付
防草シートまでセットになった商品もありますよ。楽天のページでは防草シートが一緒に巻かれているものも確認することができました。施工の手順がひとつ減らせるので便利ですね。
なるべく手軽に済ませたい
そんなあなたにおすすめです。
人工芝 リスタ
こちらは我が家が人工木のウッドデッキ(レジンウッド)を買ったお店です。施工の説明などが丁寧でわかりやすいので、迷っている方は一度みてみるといろいろと役に立つかもしれません。
対応がとても丁寧なお店です。
ただまだ我が家は人工芝を買ったことはないので、質感などはわかりません。サンプルを取り寄せられるものもあるようなので、気になる方はぜひ利用してみてください。
ウッドデッキについてはのちのち記事にしていきたいと思っています。
いっきに緑あふれる空間に
グランドカバーには天然の芝生をはじめ、成長を待たなくてはならないものが多いですが、人工芝であれば状況次第では一日で完成してしまいます。
次の日から楽しいアウトドアリビングを満喫できますね。
施工は少し大変ですが
明日には子どもや犬と遊びたい
なんて方にはおすすめです。
食べた果物とかの種を撒くのが好き
な、息子がいる我が家的には庭の土部分が全てなくなってしまう人工芝は躊躇してしまっていました。
花壇を作るのも大変そうだし・・・。
でも最近カインズでこんなものをみつけて↓
もしもうちが人工芝を採用するなら、このカインズの『どこでも簡単ガーデンフレーム』も採用することになりそうです。
とりあえず今は、復活しかけてくれている芝生とダイカンドラの成長を見守ります。
くわしくはこちらから↓
【ダイカンドラの種】グランドカバーの簡単な植え方
あなたの庭も素敵なアウトドアリビングになりますように・・・。
他にも気になるグランドカバーがあればぜひチェックしてみてくださいね。