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犬を飼いたいんだけど、本当に私に飼えるかな?幸せにしてあげたいんだけど。なかなか心が決まらなくて・・・。
犬を飼ってみたいなとは思いながらも、自分に飼えるだろうか?本当に幸せに過ごせるだろうか?などと考えてしまい、なかなか気持ちが決まらないことありますよね。
動物看護師として多くの犬達と触れ合ってきた私でも、2年くらいアレコレ、アレコレ考えました。
せっかく飼うなら、犬も人間も快適に過ごしたいもの。
そこで今回は犬を飼うにあたって、心を決めるために私がだれかに聞いてもらいたかった10の質問をご紹介します。
この質問全てに当てはまってないと飼ってはいけないとか、この質問全て当てはまっているから必ずうまくいくとかではありません。
迷っているあなたの心を決めるお手伝いができたらと思っています。
元動物看護師のわたしが心を決める質問を紹介します。
誰にだって一大決心 【犬を飼うか迷ってる】
犬を飼うということは新しい家族が増え生活がガラリと変わることもあるのですから、迷って当然ですよね。
逆にアレコレ悩まずに飼ってしまえるほど簡単なことではないということです。
だけれども犬との生活はやっぱり素敵。
世界が広がります。
簡単なことではないけれど、決心がついたなら犬との生活を思いっきり楽しんでほしい。
そんな気持ちです。
心が決まる10の質問 【犬を飼うか迷っているあなたへ】
もともと優柔不断なわたしなので、実際にワンちゃんを飼い始めるまでにはかなーり悩みました。
そのうえ、夫はどちらかというと猫派で、まずはどちらを飼うかというのも大きな悩み(幸せな)でした。
夫との話し合いで、とりあえずまずは犬から飼い始めようと決めたものの、本当にその子を幸せにしてあげられるのかまだ迷っていて…。
そんなとき誰かが、これらの質問をしてくれたらもっと早く答えが出たかもしれないなぁー、と、思っています。
その10個の質問がこちら↓
1.時間のゆとりがあるか
2.金銭的なゆとりがあるか
3.スペースのゆとりがあるか
4.気持ちのゆとりがあるか
5.そもそも動物が好きか
6.自分で面倒が見られるか
7.子供や家族のためだけではないか
8.預かり先があるか
9.アレルギー検査を受けてみる
10. 最低1年は犬の世話に時間をたっぷりさけるかどうか
ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
①時間のゆとりがあるか
犬を飼ううえで他のペットとちがう大きなポイントになってくるのがお散歩ではないでしょうか?
犬種によってさまざまではありますが、基本的には1日2回合計30分~2時間程度のお散歩が毎日必要になってきます。
お仕事があり、毎日の散歩にどうしてもいけない場合にも家の中で遊んだり週末には時間をつくるなどして愛犬をストレスから解放してあげなくてはなりません。
ストレスのたまった犬はいたずらがひどくなったり、暇で自分の手や足をなめ過ぎてしまい腫れてしまったりして病院に行かなくてはならなくなることもあるのです。
散歩をして満たされた犬は家のなかでも穏やかな時間を過ごすことができますよ。
散歩自体は犬と心が通う素敵な時間ではありますが、お仕事や子育てで忙し過ぎて、自分の時間もままならないうちは落ち着くまでもう少し待ってからの方がいいかもしれませんね。
②金銭的なゆとりがあるか
子供が一人増えるのと同じように、犬が増えるともちろん生活費がかかってきます。
犬種にもよりますし、どのようなご飯をあげるかによっても大きく異なりますがざっくりとした目安としては1ヵ月に1万円程度かかると思っておいて良いでしょう。
小型犬は食費はそれほどかからなくてもトリミングが必要だったりと意外と出費はかさむもの。
そのほかにも愛犬を迎えるためのグッズにもまとまったお金が必要です。
また、季節によってはワクチンやフィラリア・ノミ・ダニの予防薬なども必要ですね。
病気になってしまうと人間のような保険はないので医療費がばかになりません。万が一に備えておきたいものです。
③スペースのゆとりがあるか
ワンちゃんを迎える際には、ケージやらクッションやらいろいろと小物が増えてしまいます。
それらの置き場所を確保できたほうが、人間もワンちゃんも快適に過ごせますよ。
うちのような20キロ超えの中型犬~大型犬さんは、ケージにしてもクッションにしてもワンちゃん自身の存在感にしてもバッチリ場所を必要としてきます。
またマンション住まいの方は、エレベーターは抱っこで乗るなどと決まっている場合もあるので、ペットの大きさに関する決まりもキチンと把握しておくと良いでしょう。
④気持ちのゆとりがあるか
今仕事や子育てに疲れていませんか?
犬との生活が始まると最初はうまくいかないことや想像と違うことが起きたりと、楽しいのですがもちろんそれなりに疲れます。
こころに余裕があれば冷静に対処できることも、余裕がないとイライラしてしまい犬との幸せな時間が遠ざかってしまうかもしれません。
まずは、飼い主さんの気持ちが穏やかなことが一番です。
⑤そもそも動物が好きか
犬はぬいぐるみと違って、排泄もしますしいたずらもします。
見た目が可愛いから・・・だけでは、排せつ物の処理や体調を崩したときのお世話などが苦痛に感じることがでてきてしまうかもしれません。
ぬいぐるみではなく、人間の子どもを一人迎える。
ちょっと大げさなくらいの気持ちでもいいのです。
⑥自分で面倒がみられるか
「子どもが欲しがるから飼ったのに、ちっとも世話をしない。」
よく聞く話ですよね?
我が家も
「子どもが喜ぶだろうから飼おうかな?」
という気持ちがないことはなかったです。
だけど、絶対に最終的にお世話をするのは大人(これを読んでいるあなた)です。
もちろん子どもに協力してもらうのはアリですがお世話全てを任せるのではなく、お世話をする大人のお手伝いをしてもらう感覚くらいでちょうど良いかもしれません。
「最終的にお世話をするのはわたしなんだ」
そのことを冷静に納得できるか考えてみてください。
⑦子供や家族のためだけではないか
⑥「自分で面倒がみられるか」と少し似ていますが、子供や家族のために飼ったのに子どもや家族があまりお世話をしてくれない。
結構簡単に想像がつきます。
なので、子供が大きくなって行動範囲が広がり、家族と過ごす時間が減ってきた場合にも自分がお世話を楽しめるかどうか?
そう考えるようにしてみましょう。
わたし自身はこの質問が最終的な決め手になったように思います。
「子供が巣立ってもワンちゃんとの生活を楽しめる。」
そう思えたので、心が決まりました。
実際に一緒に暮らすと可愛いくてなくてはならない存在になるので、こんなことで迷ってたのか?と、不思議なのですが結構シビアな問題です。
⑧預かり先があるのか
同居家族が多く、留守番をさせることもなくずーっと一緒に過ごすことができたらとても素敵ですが、実際にはそういう家庭の方がすくないですよね。
どうしても留守番させる機会は出てきてしまうでしょう。
近くに安心できるペットホテルがあるか、または何かのときには親族が預かってくれるかどうか確認しておくと良いでしょう。
⑨アレルギー検査を受けてみる
犬を迎えるにあたって、一番避けたかったのが子供に犬アレルギー反応が出てしまうこと。
大人なら多少距離をおいたりと我慢ができますが、子供にとってはむずかしいですよね。
犬も子供も両方大事。どうしたもんかな?と。
飼う前から考えすぎなのかもしれませんが、ネット上にはアレルギーのため飼えなくなったとの里親募集も載ってます。
もしも迎えたワンちゃんをアレルギーが理由で手放すことになんてなったら…。
子どもの気持ち、ワンちゃんの気持ち、自分の気持ち、想像するだけで不安で、心がキリキリ苦しくなりました。
ワンちゃんを迎える覚悟が決まらなかった大きな理由の一つです。
いつまでもモヤモヤ…。
でも、モヤモヤ過ごしていたある日
「そんなにアレルギーが不安でどっちにしろ飼わないでいるくらいならとっとと検査を受けて白黒つけてしまえ!」
という気持ちになり、子どもとついでに私も病院で検査をうけて無事にアレルギーがないことをハッキリさせることができました。
犬を飼う際の必須事項ではないかもしれませんが、私のようにお悩みの方は一歩前進する手助けをしてくれるのでおすすめです。
アレルギー検査をすると犬の毛に反応するのか、それとも犬の唾液に反応するのかなど詳しいことがわかるので、検査で陽性になったとしてもアレルギーがでないように毛の抜けない犬種にするなどで対応できることもあるようです。
病院によって対応も違うかと思うので、詳しくはかかりつけのお医者さんに相談してみてください。
⑩最低1年は犬の世話に時間をたっぷりさけるかどうか
犬の成長はとても早いので1歳になればほどんどの子が落ち着いてきます。しつけも一通り覚えたり、家での生活にも慣れ飼い主との意思疎通もはかれるようになり、楽しくなってくるころかと思います。
逆にいうと最初の1年は大変なことばかり。
そういうものだと腹をくくり、たっぷりと愛情をこめて、しつけをしたり社会化でいろいろなところに連れて行ってあげたりとしたいですよね。
「最初の1年にたっぷりと時間と愛情を注げば残りの長い時間が素敵なものになる。」
そんな気持ちでゆったりと構えていたいもの。
そのため仕事を変える予定があったり、出産を控えていたりと1年以内に大きな変化があると分かっている場合には、ワンちゃんを迎えるのはもう少し落ち着いてからの方がいいかもしれませんよ。
心は決まりましたか? 【犬を飼うか迷っているあなたへ】
以上、私が迷っているときに誰かに聞いてもらいたかった質問をまとめてみました。
犬を飼うということは、人間の子どもがひとり増える感覚にとても近く重要な決断なのです。
さて、あなたの心は決まりましたか?
よし、飼おう!
でしたか?
それとも
いや、今はまだやめておいた方がよさそうだ・・・。
でしたか?
どちらにしても迷っているあなたの、道案内になれていたら嬉しいです。
では、この辺で。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
\これからワンちゃんを迎えるなら読んでおいて損はなし!/