さん
できれば信頼できるボランティアさんにお世話になりたい。
せっかくワンちゃんを迎えるのであれば信頼できるボランティアさんから迎えられるのが理想的ですよね。
わが家の愛犬ビーちゃんを迎えたときにお世話になったボランティアさんは、最初に必要なものを貸してくれたり、相談に乗ってくれたりと頼りになる存在でしたよ。
初めて保護犬を迎える人でも安心して相談できる
そんな感じの方でした。
こんなわたしの経験をもとに、
どんなボランティアさんにお世話になるのが安心なのか
について考えてみました。
・ボランティアさんってどんな人?
・どうやって見つけるの?
・探すときのポイントは?
・この団体怪しいかも?って思った時の対処法は?
そんな疑問を解決するお手伝いができたらと思います。
・元動物看護師
・海外のシェルターで保護ボランティア
・愛犬ビーちゃんは元保護犬
こんな感じのわたしが解説します。
記事途中にあるリンク達は、記事終わりにもう一度まとめてあるのでぜひ活用してください。
保護犬ボランティアさんってこんな人
保護犬のボランティアさんとひとことでいっても、さまざまな活動の形があるかと思います。
なので今回は、わが家でお世話になったボランティアさんを参考させてもらって解説していきたいとおもいます。
「わが家でお世話になったボランティアさん」だとちょっと長いので、この先は「ボラ山さん(仮名)」と呼ばせてもらいます。
まずボランティアさんの多くはこんな感じで↓
・動物愛護センターもしくは、民間の愛護団体などに所属している
・自宅で保護犬達の面倒をみている
・ボランティアというかむしろ赤字ではないか
なことが多いです。
ボランティアさんって自分で見つけるの?それともどこかから引き取るの?
ボラ山さんは、対象の犬が入ると他県の愛護センター(提携している)から連絡がきて、車を自ら走らせて他県まで引き取りに行っていました。
いろいろな形があるかと思いますが、そんなスタイルもあるようです。
費用は寄付だけでやっていけるのかな?
保護犬を譲渡するときに里親が費用を少し払ったり、寄付があったりもしますが大抵かなりの赤字ではないかと思われます。
なのでボラ山さんはボランティアどころか、家計を削って活動されているのだと思います。
だれにでも簡単にまねできることではありませんよね。
本当にありがたい存在です。
面会をしにボラ山さんの自宅にお邪魔したことがあるのですが、自宅のリビングにたくさんのクレートがあり、生活のほとんどが保護犬のためといえる生活です。
保護した犬の具合が悪ければ病院にも連れていきますし、病気のために引き取り手がなかなか見つからない場合には
自分で引き取って責任をもって飼うという選択もしています。
すごいという言葉では軽すぎるくらいすごいです。
こんな感じでボラ山さんは生活のほとんどを保護犬のために使っているような、そんなパワフルな方でした。
細かい違いはあれど、きっと信頼のできる保護ボランティアさんってみなさんこんな感じなのではないかと思います。
昔、わたしも保護ボランティアに興味があったこともあったけど、
相当な覚悟が必要な活動
だと改めて感じました。
今の私にできるのは保護犬ビーちゃんをめいっぱい可愛がること
信頼できる保護犬ボランティアさんを探すときのポイント
ここではボランティアさんを見つける際に、実際にわが家が気にしていたポイントを紹介します。
・家が遠すぎない
・収支報告をしている
・トライアル期間がある
・ 経過報告や避妊・去勢手術についての説明がある
ちょっとくわしくみてみましょう。
家が遠すぎない
家が遠すぎると、移動距離が犬にとって負担になります。
できれば片道30分、最大でも1時間以内程度でみつけられるのが理想です。
ひとつの目安ではありますけどね。
収支報告をしている
ボランティアさんのほとんどは、寄付でなりたっています。
というよりか、家計からまかなっていることもあるでしょう。
ちゃんとしたボランティアさんがほとんどですが、中には寄付の使い道がハッキリわからないような団体もあるようです。
ブログなどで収支報告までしてくれているボランティアさんは、信頼度が高まりますね。
寄付金の使い道がわかると信頼度アップです。
トライアル期間がある
保護犬を新しい飼い主にあげたらおしまいではなく、本当に犬と人間のことを考えているボランティアさんはトライアル期間をもうけていることがあります。
お互いの「こんなはずじゃなかった。」を防ぐことができます。
たいていの場合は、名ばかりのトライアル期間でそのまま譲渡されるのですが、たまーに相性の問題(特に先住ペットがいる場合)があったりするようです。
トライアルに失敗してしまった場合、何度も環境がかわりかわいそうな気がしてしまうかもしれませんが、
「我慢して一緒に暮らすより、お互い幸せになれるよりよい良い環境を探しましょう。」
という考えなのでしょうね。
ペットの相性の問題はどうしようもないかも…
わが家の実際のトライアルの様子はこちらの記事からどうぞ↓
経過報告や避妊・去勢手術についての説明がある
無事に譲渡が終わったあとにも定期的にボランティアさんに連絡する機会がありました。
わが家の場合は、譲渡後
・1週間後
・2週間後
・1か月後
(その後ひと月ごと半年まで)
・ワクチン接種時
・避妊去勢時
・半年後
・一年後
といった感じでした。
1年を経過してからは、ボランティアさんの判断でもう少し継続して連絡をとるのか、気が向いたときに連絡をする程度になるか決まる感じです。
困ったことがあれば相談することもできますよ。
けっこう頻繁に連絡しなきゃいけないんだね。できるかな。
わたしもはじめはそう思っていたのですが、ビーちゃんの成長記録をボランティアさんと共有するのはとても楽しかったです。
ビーちゃんの他の兄弟の様子なども知れたりして、全く苦になりませんでした。
次回の報告が楽しみなくらい
やっぱり避妊・去勢手術はしなくちゃいけないの?
そうですね。
世の中にはさまざまな意見があると思いますが、わたしは手術をする派です。
中には
「健康なのに麻酔をかけて手術するなんてかわいそうなんじゃ。」
って思ってしまう方もいるかもしれませんが、若く健康なうちの方が
麻酔のリスクも少なく
歳をとってからの病気を予防できるのです。
避妊・去勢手術をしていないと、高齢になってから生殖器関係の病気になる確率が高いです。
年老いて病気になてから手術でとろうとしたときには
麻酔をかけるのすら不安な年齢になっている
こともあり得るのです。
また避妊・去勢手術はこれ以上保護する必要のある犬を増やさないためにも必要だと考えています。
私がいままでに調べた全てのボランティアさんは、避妊・去勢手術を譲渡の条件にしていました。
そのあたりをしっかりと説明してくれているボランティアさんは信頼感がありますね。
あれ?なんか怪しい?って思ったら
最近は以前よりも保護犬が注目をされていて、犬を迎える時に保護犬を選択肢にいれることも多くなってきたようです。
でも、
それを逆手にとり利用する業者や団体がでてきている
というのも事実で…。
ちゃん
残念だよなー。
こういうことを書くと、真面目にやっているボランティアさんまで悪く言っているような感じになってしまうのではないかと、なんとなく避けてしまいがちでした。
ボラティアさんのイメージを悪くしたくない。
でもこの問題はこれから保護犬を迎える人にとっては避けて通れないポイントになってくると思ったので解説します。
その前に
こういった悪質な業者、団体はごく一部です。
ほとんどの保護団体は純粋に保護活動をしてくださっています。
ってことを強調させてください。
悪い人はほんの一部です。
とにかくボランティアさん、団体を探したりするときには
自分が納得しているかどうか
ということを一番大事にしてもらいたいです。
それは
・譲渡費用のこと
・病気のこと
さまざまだとは思いますがまずは、
自分がその団体からの説明で納得しているのか?
を考えてみてください。
少しでも納得できない部分があれば
その団体は避けるもしくは納得できない部分に関して相談してみる
というのも賢い方法だと思います。
しつこいくらいでもいいかも。
信頼できるボランティアさんであれば、きちんと相手が納得できるまで説明してくれると思いますよ。
【まとめ】信頼できるボランティアさんをみつけよう
こうしてわたしはラッキーにも信頼できるボランティアさんとめぐりあうことができました。
最後にもう一度わたしが
ボランティアさんを選ぶ際に気を付けたポイント
を振り返ると
・家が遠すぎない
・収支報告をしている
・トライアル期間がある
・ 経過報告や避妊・去勢手術についての説明がある
て感じです。
「このすべてが当てはまるから絶対大丈夫」
とか
「全然あてはまらないからダメ!」
というわけではなくて、もしも迷ったときの目安にしてもらえるとありがたいです。
あなたも素敵なボランティアさん(素敵な保護犬)とめぐり遭えますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【保護犬リンクまとめ】