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保護犬のトライアルって失敗もあるの?実際はどんな感じ?

犬のこと

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エイコ<br>さん
エイコ
さん

よく保護犬の「トライアル期間」とか聞くけど、実際なにするの?

トライアル期間をすっごく簡単に説明すると

引き取る動物との相性をみるための期間

という感じでしょうか。

わたしはトライアルという言葉を聞いたとき

何かテストみたいなのでもあるのかな?

とちょっとドキドキしてしまったのですが、そんなものはありませんでした。

トライアルで飼い主の資質をテストされるわけではなかったです。

ほとんどの場合は正式譲渡と変わりません

違うのはこまめに団体やボランティアさんと連絡をとることくらい。

実際にトライアルを経験してみたわたし個人としては、トライアルとは

新しい飼い主(里親)のための制度

というよりかは、

保護犬が怪しい相手にもらわれていかないため

の団体やボランティアさん側の防御策のように解釈しています。

・トライアルってなにするの?
・期間はどれくらい?
・失敗することもあるの?
・なぜトライアル期間が必要なの

こんな疑問を

実際にトライアル期間を経て

ボランティアさんから愛犬ビーちゃんを引き取ったわたしが解決していきます。

わたし
わたし

【この記事を書いているわたしは】
・元動物看護師
子どもの頃から迷い犬・迷いネコと暮らす
学生時代の論文で保護犬とセラピードッグについて研究
オーストラリアの保護シェルターでボランティア活動
現在保護犬ビーちゃんと暮らす
という背景があります。

記事途中にあるリンク達は、記事終わりにもう一度まとめてあるのでぜひ活用してください。

保護犬のトライアルってなんのため?

そもそも保護犬のトライアルとはどうして行われる必要があるのか…。

保護犬の場合にはペットショップで迎えるワンちゃんと違い、成犬であることも多いです。

成犬の場合にはいい意味でも悪い意味でも性格がすでにきまってしまっているので、

里親さんとの相性をみる作業

が必要になってきます。

団体によってはトライアルを設けていないところもあるかもしれませんが、特に

先住ペットがいる場合にはトライアルは必ず行う

ことをおすすめします。

もともと保護犬のトライアルは、

悪質な里親(繁殖や転売目的)から守るためという意味

もあったようです。

でも保護犬についての意識が高まってきた最近では

先住犬との相性を見る

ということなどの方が大きな役割になってきているようにも感じます。

なかには、

「トライアルがあって合わなかったらすぐに返せるから保護犬を」

という考えの方も一部いるようなんですが、わたし的にはトライアルというのは

里親(引き取りたい人)の都合で返せるシステム

なのではなくて、なにかトラブルがあった場合に

送り出す側(団体など)が

里親から返してもらえるシステム

なんだと、実際のトライアルの経験から解釈しています。

引き取りたい人が気軽に返していいという制度ではないということですね!

保護犬のトライアルが始まる前に

保護犬のトライアルは団体によってない場合もあります。

トライアルがある場合にも期間は1週間から1ヵ月などさまざまです。

団体の判断でトライアル期間がのびることも縮まることもあるようですよ。

それでは実際のトライアルが始まる前に

・トライアルで必要なもの
・トライアルで気を付けること

などをチェックしておきましょう。

トライアルで必要なもの

トライアルとはいえ、ほとんどの場合が正式譲渡につながります。

なので、トライアルであってもワンちゃんを迎えるための準備が最低限必要になってきます。

【トライアルで準備するもの】
・ケージ
・ペットシーツ
・水入れ
・エサ入れ
・ベッド
・フード
・首輪
・リード

など、基本的なものを準備しておきましょう。

あとは、もともといた場所(団体など)で使っていたクッションや毛布のようなものがあると安心するようです。

団体やボランティアさんによってはトライアルの期間はケージなども貸してくれることがあるので、相談してみてくださいね。

わが家の場合は、ほとんどボランティアさんが貸してくれました。ありがたやー。

気を付けること

保護犬のトライアルにかぎらず、ペットを迎えたときに共通するのですが環境に慣れるまではかまい過ぎないように注意しましょう。

ケージやクッションなど安心して過ごせる場所を用意してあげて、

・睡眠
・食事
・排泄

ができているか気にかけるようにするといいでしょう。

先住ペットがいる場合にはさらなる注意が必要です。

まずは後から来た子(保護犬)をケージにいれたままにするなど、

距離をすこしずつ縮めていくように気を付けましょう。

トライアル中のワンちゃんはもちろんですが、先住ペットだって

新しい仲間が増えてビックリしている

と思いますので注意してあげてくださいね。

人間の場合でも兄弟が産まれた場合には上の子を優先するとうまくいくといいますし。

つい、トライアル中のワンちゃんに気を取られがちですが、どちらにも配慮を忘れないようにしたいところです。

先住ペットのケアを忘れずに!

また、先住ペットが猫ちゃんである場合にはさらなる配慮が必要になりそうですよ。

↓詳細記事はこちらから↓
犬と猫どちらも飼いたかった私がまず犬を飼った理由

あとはワンちゃんが安心できる環境づくりも忘れずに済ませておきましょう。

保護犬のトライアルは残念ながら失敗することもある

エイコさん
エイコさん

トライアルには、失敗しちゃうことってあるの?里親の軽い気持ちとかもあるのかな?

わたしのお世話になったボランティアさんの話によると、残念ながらトライアルから戻ってくる子もいるようで・・・。

先住ペットの相性が悪いこと

が一番の原因になるようですが、そのほかにも

ボランティアさんが厳しそうだな、と判断した場合に返却してもらう

こともあるそうですよ。

里親の軽い気持ちでの返却はほとんどなさそうです。

それだけ、トライアルに出す前にボランティアさんが里親さんとよく相談し、里親の皆さんは

覚悟をきめて保護犬を引き取っているのだと思います。

わたしも犬を迎えようと決めるまでは2年ほど悩み(悩みすぎ…)、覚悟を決めてビーちゃんに会いに行きました。

エイコさん
エイコさん

ワンちゃんを迎えるための覚悟は絶対必要だよね。ちなみにボランティアさんが厳しそうと判断するのはどんな場合なの?

ボランティアさんの判断の中には、預かってすぐなのに(ワンちゃんが新しい環境に慣れてもいない)しつけがうまくいかないなど

・里親さんのワンちゃんに求めるものがはじめから大きすぎたり

・ボランティアさんのアドバイス通りにしてくれない場合

などが考えられます。

エイコさん
エイコさん

なるほど、それは困るもんね。トライアルに失敗する理由って、他にもなにかある?

先住ペットとの相性やボランティアさんの判断の他に考えられる理由は、

保護犬の警戒心が強すぎた場合
・里親側にアレルギーがでてしまった

ことがあげられますよ。

わたしは

「アレルギーが出たらどうしよう・・・。」

と、なかなかわんちゃんを迎える一歩を踏み出せませんでした。

でも、思い切ってビーちゃんを迎える前に子どもと一緒にアレルギー検査を受けることに。

心配性なんです…

アレルギー陰性(アレルギーなし)の結果を見たおかげで、晴れ晴れとした気持ちで安心してビーちゃんを迎えることができました。

検査は必須ではないですが、アレルギーがネックになって前に進めないかたはぜひ検査を検討してみてください。

検査で一歩踏み出せる!

実際の保護犬トライアルはこんな感じでした

ここからは実際のトライアルがどんな感じだったのかをお話したいと思います。

我が家がお世話になったボランティアさんのトライアル期間は2週間でした。

ビーちゃんは他の兄弟のなかでも比較的慎重なタイプと聞いていたので、もしかしたらビクビクしてしまうかな?と心配していました。

でも我が家に来たときは、結構堂々としていてボランティアさんが気づかないうちにソーっと帰ったあとも、特にパニックになることもなく落ち着いていました。よかった。

リビングにつながる部屋をしばらくビーちゃんの部屋として使う感じです。

トライアルに準備したもの


写真はイメージです。

我が家の場合にはボランティアさんが全てもってきてくれたので、わたしが用意したのは湯たんぽとロープのおもちゃのみ

ケージもフードもクッションもペットシーツも水飲みも食器もぜーんぶ持ってきてくれました

一緒に生活をしながら少しずつ必要な物を揃えていくことができたのですごく助かりました。

ビーちゃんは中型犬だし、実際の大きさはまだこの時期にはわからなかったのでケージを何度も買う必要がなかったのはすっごくありがたかったです。

ちなみにこの頃の体重は6キロ程度と小さい(でも小型犬よりはすでに大きい・・・)ですが、現在は20キロくらいになりました。

将来の予想ができないのが雑種の仔犬の醍醐味です。(とかいいながら、どれくらいまで大きくなるのか内心ドキドキしてました)

トライアル中の過ごしかた

わたしは専業主婦なので、トライアルの間(特に来てから1週間くらい)はなるべく留守番をさせなくても済むように、買い物はネットスーパーで済ませたり、夫が帰ってきてからにしたりと工夫していました。

その間にもハウスに慣らせるトレーニングは平行してたのですがまだ買い物をできるほど長時間はできなくて。

トイレはすでに半分おぼえていたようで、あまり失敗して大変だった記憶はありません。

でもかなーりの量のペットシーツが消費されていったのは覚えてます。

そのころつけていたビーちゃん日誌をみてみると、トライアル期間にすでに掃除機やピンポン、電話などの音には慣らしていったみたいです。

いわゆる仔犬期にやるべきとされている犬の社会化というやつですね。

トイレはできるし夜はまだケージに入れることができなかった(というよりかしなかった)ので、夫かわたしのどちらかが、交代でリビングのソファーで眠ることにしていました。

その後家に慣れてきた1ヵ月後くらいから少しずつ夜はケージで過ごせるように慣らしていきました。

ちなみにトライアル中は

初日、2日目,3日目、1週間後など

こまめにボラティアさんと連絡を取る機会がありましたよ。

その間に困ったことがあれば相談できるので、初めてわんちゃんを迎える方でも安心です。

トライアル中のエピソード

いくつか語り継がれる(?)トライアル中のエピソードをご案内します。

今となっては笑えるものですが、当時は結構焦りました。

わたしもいっぱいいっぱいだったのかもしれません。

もっと余裕をもって楽しめたらよかったなー、とも思っています。

では、もしも興味があればみていってくださいませ↓

夫にビビりまくる

初日に夫のひざにのるビーちゃん

初日から家族全員いたので、夫にも子どもにもあっという間になれて夫の膝で眠ったりしていました。

でも夫は次の日仕事があったので、昼間は留守に・・・。

すると夜に帰宅した夫がビーちゃんに近づくとパニック!!!!

ビーちゃんは「こないでー」って逃げ回っていました。

え?!昨日ひざで寝てたのにもう忘れちゃったのぉ?ってな感じでした。

少し時間が経ち

「あ、昨日のひとか。」

と理解し再び夫の足の間でなでなでしてもらっていたのですが、夫が

「よかった。大丈夫みたい。」

と、声を発した途端ダッシュでまた逃げていってしまったのです。

どうやら夫の(男の人の)低い声が苦手なようで・・・。

コケ<br>ちゃん
コケ
ちゃん

低い声はなんかちょっと怖いよなー

正直このときばかりは、先行きが不安になりましたがその後は理解したようで逃げ回ることはなくなりました。

我が家にきたときは2,3か月の仔犬だからあまりまだ「怖い」とかの感情は少ないはずなのですが・・・。

ビーちゃんは野犬の仔犬だし、一時的にセンターにもいたようなのでかなりのビビりさんなのだと思います。

1歳半になった現在も、まだまだ落ち葉や転がっている植木鉢に恐る恐る近づくなど、ビビりは健在です。

ケージから脱走

ボケボケ写真でごめんなさい

初日はまだペットシーツの成功率がよくわからなかったので、ケージに入れて寝てみることにしました。

でも、まだまだ仔犬で昨日までは兄弟で寝ていたのに、初めてきたおうちでひとりでしかもケージで寝るなんて今思えばかわいそうな話ですよね。

でも当時のわたしは

「かわいそうなんて思わないようにしなきゃ。しつけは始めが肝心」

なんて意気込んでいたので、一生懸命ケージで寝る練習をさせようとしてました。

必死になりすぎてたと思います。

はじめはわたしもケージの前で寝ていたのですが、もしかして姿が見えない方がいいのかな?なんておもって、ビーちゃんから見えない場所に移動することに。

そしたら不安になったのか、ケージを乗り越えて脱走し駆け寄ってきました。

そりゃぁ、初日だもん不安よね・・・。

がんばったんだなー

今なら初日くらいしつけだなんていってないで、たくさん抱っこして安心させてあげたらよかったのに。

と思います。でも当時のわたしは初めての犬のしつけで必死だったんだな、と思います。

あー、あのちいちゃなビーちゃんをもっともっと抱きしめてあげたかったなー。と後悔しています。

ご飯食べない

Image by Mat Coulton from Pixabay

我が家に来た日はご飯を食べてくれたのですが、ケージを脱走してビーちゃんにとっては試練の夜を過ごしてから、朝ごはん・昼ごはんをあまり食べなくなってしまいました。

ボランティアさんと相談して、犬用のミルクを混ぜてあげるようにしたら少しずつ食欲が戻り2,3日後くらいにはちゃんと食べるようになってくれました。

それ以来、しつけに必死になるのはほどほどにして、ビーちゃんのペースに合わせてゆるりとやっていこうと思ったのでした。

やっと我に返ることができました。

【まとめ】保護犬トライアルはあってないようなもの

保護犬のトライアルについて解説してきました。

最後に簡単にまとめてみると・・・。

トライアルとは里親が

保護犬を簡単に返せるためのシステム

なのではなく、

送り出す側(団体など)が

里親から返してもらえるシステム

ということ。

残念ながら

トライアルに失敗してしまう理由

としては

・先住ペットとの相性が悪い
・犬の警戒心が強すぎた
・里親にアレルギーが出た
・その他ボランティアさんの判断

が多いです。

いってみれば万が一のための制度なので、特にトライアルだからと

構える必要も怖がる必要もないのです。

受け入れる里親側は、

これは正式譲渡なんだと思って過ごせばいい

だけなんです。

そのなかで、なにかどうしても対処できないことがでてきたらボランティアさんなどと相談して解決していくといいですよ。

自宅にワンちゃんを迎えたらわたしのようにしつけに必死になる前に、まずはワンちゃんを安心させてあげてくださいね。

ドキドキわくわくのトライアル。

私の失敗をもとに、あなたに少しでも気持ちの余裕が生まれたらうれしいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

【保護犬リンクまとめ】

【この記事の関連リンク】

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