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保護犬を引き取るのって無料なの?それとも費用がかかるの?
そんな疑問を実際に
そんな疑問を実際にボランティアさんから引き取った、保護犬と暮らしているわたしの実際の体験とともに解説しますね。
「保護犬はただで引き取れる。」
そう思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は多少の費用はかかるんです。
保護犬の費用の内訳って?
だいたいいくらくらい?
実際はどうだったの?
そんな疑問を解決します。
わたしは普段からあまりお金の話をするのは得意ではありません。(数字が苦手ってこともありますが…)
だけど、これから保護犬を迎える人にとってはお金の話ってけっこう重要な情報だと思い解説することにしました。
うん、なんか怪しい団体に「余計な費用を支払ってしまわないか」とかも心配だったから知りたい…。
相場を知っておけば、気を付けることができますからね。
ではさっそくリアルな情報とともに、お届けしていこうと思います。
わたしは
・元動物看護師
・海外のシェルターで保護ボランティア
・愛犬は元保護犬
記事途中にあるリンク達は、記事終わりにもう一度まとめてあるのでぜひ活用してください。
そもそも保護犬の譲渡費用って?
わたしも今回色々調べてみて知ったのですが、実は
営利目的ではない「保護犬の譲渡」は基本無償で行われるべき
だといわれているんですって。
難しい説明は苦手だし固くなってしまうのでここでは触れませんが(・・・)
治療費などの例外を除いて
犬を譲渡する場合に利益が発生してはいけない
と法律で決まっているんだそう。
じゃあ、なんで譲渡費用が発生するの?
個人的な考えとしては、保護犬譲渡の多くの場合はボランティアで行われているため
「寄付だけではまかなえない・活動が成り立たない」
といったところかな?と考えます。
利益のためではなくて活動を続けていくためのもの。
「事前に行った手術費用やワクチン代などその子が譲渡するまでにかかった費用については、里親が決まったときに支払う」
というイメージです。
実際に保護団体はどのようなことに費用をあてているんだろ?
いくつかの団体をのぞいてみるとその費用の項目には
・ワクチン各種
・避妊・去勢手術
・フィラリア予防
・ノミ・ダニ予防
・マイクロチップ装着
・その他治療費
などが見られました。
どれもワンちゃんの安全な生活に必要不可欠なものばかり
基本的に個人ボランティアや保護団体よりも、自治体などが運営している「愛護センター」などは費用が安い場合が多いです。
自治体はボランティアではないですからね。
次でもう少し詳しくみていきましょう。
保護施設や保護団体の譲渡費用
ここでは、わたしがビーちゃんを迎える前に
実際に検討していた団体などを参考にして具体的な数字
を見ていきたいと思います。
まずわたしが保護犬を迎えるにあたって、検討していた団体は
の、主に5つです。
5つの団体のもっと詳しい記事はこちらから↓
ペットのおうちが怪しいのかを調査してみました↓
それぞれの具体的な数字は
①行政の保護センター
無料~1万円程度
②非営利活動法人
2万円~5万円
③県外の大きな保護施設(NPO法人)
3万円
④定期的に行われる譲渡会など
2万円~5万円(団体による)
⑤インターネットの犬・猫の里親探しサイトなど
2万円~5万円(団体による)
こんな感じで団体によって様々でした。
2万円から5万円程度のところが多いですね。
価格の差はどこから生まれるんだろ?
よくよく調べてみると
避妊・去勢手術の費用がすでに含まれているか?
が、価格の差を作っているようです。
2万円程度のところは、未手術の場合が多く、5万円程度のところは手術済みの場合が多いです。
また、ワンちゃんによってはさらに特別な治療費がかかってくることもあるようです。
怪しいかな?と思ってしまったら
だいたい費用の相場は2万円から5万円ということがわかったので、
これ以上の高額な費用を請求される場合には注意が必要です。
その内訳を教えてもらい、あなたが納得できる内容かどうか確認してみてください。
これ以外に、
寄付を強要されたりフードの定期購入をお願いされる場合
もあったりするようなので、注意したいところです。
寄付は任意が当たり前だし、フードの定期購入は商売になっちゃいますからね。
実際にわが家の保護犬譲渡にかかった費用
ここでは、実際に我が家がビーちゃんを迎える際にかかった費用と内訳を紹介します。
ビーちゃんを引き取る際にかかった費用はズバリ
15,000円
でした。
避妊手術はまだしてなかったので、含まれませんでした。
医療費一部負担金という項目でした。
手術をしてないとはいえ、かなり良心的ですよね。
内訳は
・混合ワクチン1回分
・マイクロチップ装着分
・その他治療費(糞便検査・内服など)
あれ?医療費だけ?食費とかは?
医療費だけだったんです。
ビーちゃんはわが家にくる前にボランティアさん宅で2ヵ月くらい暮らしていたので、食費などを考えると確実に赤字だと思います。
しかも、我が家は少し離れていたのでつれてくるための交通費もかかったと思う・・・。
今回記事を作成するにあたって改めていろいろまとめてみて、
いまさらだけど寄付をしよう
と思いました。
引き取った際にはいろいろと余裕がなく、できなかったのですがやっぱり寄付は
ボランティアさんが活動を続けるため
に必要なことだと今回改めて感じました。
避妊手術はあとから自分でお願いしたの?だいたいいくらくらいだった?
正式に譲渡が決まった後、生後6か月くらいのときに避妊手術を受けたました。
費用は約40,000円(内服なども含む)でした。
動物病院によって異なるかとは思いますが、参考までに・・・。
【まとめ】保護犬譲渡の費用はよーく見極めて
保護犬引き取りの際にかかる費用を説明しました。
振り返ると↓
保護犬を引き取るのに必要な費用は2万円から5万円くらいのことが多く、手術の有無によって差がうまれる。
項目としては
・ワクチン各種
・避妊・去勢手術
・フィラリア予防
・ノミ・ダニ予防
・マイクロチップ装着
・その他治療費
ざっとこんな感じでした。
そして我が家の実際の譲渡費用は手術なしで15,000円。
その後正式譲渡のあとに避妊手術で約40,000円かかりました。(病院によって多少異なる)
といった具合です。
冒頭で、
譲渡は基本無償で行われるべきだといわれている
とお伝えしましたが、実際には保護費用がかかることがほとんどです。
特にわたしがお世話になった「ボラ山さん」のような個人のボランティアさんであると、とてもじゃないけど無償で譲渡するなんて不可能ですよね。
保護活動を続けることができません。
なので、わたし個人としては
保護犬を引き取る際に費用がかかることはすごく当たり前のこと
と思います。
利益が出ない費用負担は基本アリですよね。
でも、なかには「保護犬ビジネス」にしてしまっている団体も少なからずあるようなので、注意が必要です。
ちゃん
残念だよなー
保護犬の譲渡費用に関する基本的なことがわかってもらえたかと思うので、これらをもとにあとは
自分が納得できる内容かどうか
このあたりに気をつけてみてください。
あなたにも素敵な保護犬との出逢いがありますように。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
【保護犬リンクまとめ】