さん
トイレやハウスのトレーニングはやっぱり教えた方がいいんだよね?実際に成功したやり方とかを知りたい。
そうですね。
ハウスやトイレトレーニングができていると、ワンちゃんとの暮らしがより快適で楽しいものになりますよ。
おすわりやまてとは違って、ハウスやトレーニングでは
飼い主が毅然とした態度で正解をしめしていく
必要があります。
まずは飼い主さんがよく勉強し、自信をもって取り組むことが成功への近道に。
社会化やその他のしつけなどやることがたくさんあって大変ですが、この先の愛犬との快適な生活のため頑張っていきましょう!
この記事では
・ハウストレーニング
・トイレトレーニング
について解説すると共に、この時期悩みとして登場しがちな
・甘噛み
・立ち上がる
・家具をかじる
・吠える
ことの対策も解説していきますね。
ちなみにわたしはドッグトレーナーではなく元動物看護師です。
だけど動物看護師の学校でもしつけの基礎は学びます。
そのうえ実際に愛犬へのしつけも経験したことで、飼い主の苦労や葛藤もすごく理解できました。
ドッグトレーナーと飼い主のアイダ。
そんなわたしが一般的な情報に加えて、自分の経験をもとにつまずきがちなポイントを踏まえながらご案内していきますね。
わたしは
・元動物看護師
・しつけの基本を学校で学ぶ
・オーストラリアでドッグトレーナーから指導をうけたことも
・愛犬のしつけに奮闘中
・複雑なことは苦手
内容を詰め込み過ぎたら読みづらくなってしまったので、「甘噛み」などに関しては別記事で解説することにしました↓気になる方はこちらからどうぞ↓
記事内に登場するリンク記事は、記事の終わりにもまとめてご案内してます。安心して最後まで読み進めてください。
ハウス・トイレトレーニングは何のため?
さん
そもそもハウスとかトイレトレーニングってなんでやるの?トイレは外、室内は小屋なしのフリーでよくない?
そうですね、飼い主さんがそれでいいのであれば特にトレーニングしなくてもいいかもしれません。
ですが、トイレが室内でできたりハウスでじっとしていることをコントロールできると、その後の生活が安全で楽なものになりますし、災害時など万が一の時にも便利です。
トイレやハウスができると…
・お留守番が安心・安全
・旅行でも便利
・犬嫌いの来客時に便利
・災害時に一緒に避難できる
・散歩以外でもトイレができる
・コマンドでトイレがコントロールできるようになる
こんなにいいことがありますよ。
さん
そっか。たしかにハウスとかできておいた方が便利そう。
そうなんですよ。
特に将来ワンちゃんといろいろとお出かけする予定がある方は、教えておいて損のないしつけです。
クレートがあればどこでもおちついてハウスができる
さん
なんか成功の秘訣みたいなのはあるの?
これらの生活習慣を覚えてもらうためには飼い主の家族全員が統一した態度で取り組むことがめちゃくちゃ重要になってきます。
逆に言うと、飼い主の指示が統一されていないとわんちゃんは迷ってしまうことも。
その結果しつけが完了するまでにたくさんの時間がかかってしまうこともあるのです。
同居の家族がいる場合には、まずはそのあたりを家族にも理解してもらい、明確にしてから取り組むように気を付けてくださいね。
さん
なるほど。家族で統一するのがしつけ成功への近道なんだね。
そうなんです。
人間の子どもに例えるとおすわりやまてのようなしつけは、
国語や算数のようなお勉強
なのに対して
今回解説するハウスやトレイトレーニングは、
歯磨きや着替えのような生活習慣
といったイメージです。
実際に生活をしながら正解をしめしていってあげましょう。
家族の協力が成功のカギ!
ハウストレーニングの教え方と役割
ハウスのしつけは、留守番のときにワンちゃんの身を守ったり災害時に一緒に避難するときなどにも便利です。
ハウスはいいところだと思ってもらうために、ご飯や美味しいおやつはハウスであげるようにしましょう。
留守番のときも喜んでハウスしてくれるようになりますよ。
ハウスはおいしくていいところ。
はじめは出してほしくてすごく鳴きますが、飼い主が我慢して無視をすることでワンちゃんもだんだん理解してくれます。
愛犬の要求を無視するなんて、ちょっとこころがえぐられるような気持ちになることもありますが、愛犬の安全のためがんばりましょう。
ハウスのしつけはざっくりとこんな感じで、ワンちゃんに段階的に学んでいってもらいます。
ハウスにいるといいことがある
↓
扉はしまってもすぐにまた開く
↓
扉が閉まるとおやつがもらえる
↓
吠えても出してもらえない
↓
おとなしくしていれば必ず出してもらえる
とにかくはじめはハウスに慣れてもらうことが重要ですね。
ハウスにいてもすぐに出られる
というのをワンちゃんがおぼえてくれるようにがんばりましょう。
特に仔犬のときにフリーで留守番させるのは、誤飲などの危険がいっぱいです。
ハウスができると安心・安全。
ハウスがある程度できるようになったら、ついでに留守番の練習もしちゃうといいですね。
もっと知りたい方は、こちらの【もっと知りたい!犬のしつけ】ハウストレーニング・留守番のことで詳しすぎるほど丁寧に解説しています↓
トイレトレーニングの教え方と役割
まずはどこをトイレとして認識してもらうかを決めましょう。
多くの場合は
・普段過ごすケージ内
であることが多いですが、
・洗面所
・玄関
・お風呂場
・部屋の片隅
など、おうちの事情に合わせて決める場合もあるようです。
ただ、あまり普段生活している場所から遠いと、トレーニングの難易度が高くなってしまうので気を付けてくださいね。
遠くにあるとチェックしづらくて、褒めるタイミングをのがしてしまいそう
ケージ内でおしっこをすることに抵抗のない子であれば、ケージの中の一角をトイレにしてしまうのが一番おすすめです。
その場合には、ペットシーツを誤飲しないようにカバーを付けたりする必要もあるかもしれません。
トイレトレーニングは
・失敗しても騒いだり怒ったりしない
・トイレのタイミングを理解する
・トイレのタイミングでトイレ(ケージ)に連れていく
・正しくトイレができたらたくさん褒めて(ケージから出して)あげる
・仔犬のうちは排泄の回数が多いのでしつけのチャンスがたくさんある
ということを頭にいれて、取り組みましょう。
成功したことに注目しよう
トイレを失敗してしまった場合、つい
「キャー、そんなとこでしないでぇー」
なんて叫んでしまいそうになるのですが、大きな高い声を出されると
「お、ここにしたら大きな声で褒められた!」
と、わんちゃんの勘違いがはじまってしまいます。
なので、失敗しても
・怒らず
・騒がず
・冷静に
片付けちゃいましょう。
ワンちゃんがおしっこをしたくなるタイミングは
・起きてすぐ
・ご飯のあと
・遊んだあと
などが多いといわれています。
実際にビーちゃんもそうでした。
このタイミングでトイレやケージにつれていき、トイレをするまでは扉をしめてしまいます。
しばらく待ってみてトイレができたら、大げさにほめます。
「トイレをするとほめられるし、ケージの外にも出られるんだ」
と、ワンちゃんに理解してもらうのが一番わかりやすいと思います。
大型犬は排泄量も多いので、外でトイレをさせてしまいがちですが、将来のことを考えると室内でのトイレも継続しておくことをおすすめします。
雨の日や介護のことまで見据えておこう!
基本的なトイレトレーニングができてきたら、飼い主のコマンドでトイレができるようになる「ワンツートレーニング」も便利です↓
もっと知りたい方は
【もっと知りたい!犬のしつけ】トイレはワンツートレーニングが便利です!【大型犬も室内で】
でチェックしてみてください。
【まとめ】ハウス・トイレトレーニングは強い気持ちと家族との連携が必須
ハウス・トイレトレーニングの教え方を紹介しました。
ハウストレーニングはワンちゃんの要求に負けない強い気持ち
が、そして
トイレトレーニングは根気よく冷静に対処する気持ち
が重要になってきます。
今回紹介したトレーニングなどは同居する家族の協力なしでは、難航しがちです。
家族の協力第一!
できればワンちゃんを迎える前から、家族全員でしつけの勉強をして意識を合わせていきましょう。
さん
家族全員でしつけの勉強は難しいかも。
そうですね、それぞれ忙しくそんな余裕がないこともあるでしょう。
その場合には、メインでしつけを担当している人が現在の状況を分かりやすくしめしてあげるといいですよ。
「現在ハウストレーニング中!吠えてたら絶対出さないで。」
「甘噛み対策中!噛んだら遊びを中止して立ち去って」
などと紙やホワイトボードに書いて見やすいところにおいておくのもいいかもしれません。
わかりやすくしておけば家族もやってくれる!
家族がしつけを統一してあげないと正しい行動がわかりずらくて
困るのはわんちゃんなんだ
というのだけは家族全員で共有できるといいですね。
すべては愛犬のため
今回紹介したハウスやトイレトレーニングは、少し根気のいるしつけではありますが、できるようになるとワンちゃんとの生活がより便利でスムーズなものになるので、がんばりましょう。
甘噛みに関する詳細記事はこちら↓
ハウスやトレーニングがざっくりわかったら、次は↓
【犬のしつけの教え方】おすわり・ふせ・まて・おいで・おて。使う場面やリアルなポイント・ハンドサインもご紹介
で、教えるしつけについてみていきましょう。
これらのしつけを始める前にこちらの犬のしつけのコツや注意点についての記事を読んでおくと、ワンちゃんの理解が早まり、飼い主さんの気持ちも楽になるのでおすすめです↓
【しつけの前に必ず読んでもらいたい4記事】
①【初心者は注意!】犬と暮らすなら知らなきゃ損しちゃう4つのこと
②犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
③【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
④【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
【犬のしつけ記事一覧】
〇【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
→おすわり・ふせ・まて・おいで・おて(教えるしつけ)
→ハウス・トイレトレーニング(覚えるしつけ)
→犬の散歩のしつけ
→犬の社会化
→甘噛み・吠え・かじり・立ち上がり
→→犬のしつけ奮闘記・引っ張り
→→犬のしつけ奮闘記・散歩での吠え
→→ハウストレーニング・留守番
→→トイレはワンツートレーニングが便利です
→→【犬のしつけ】おやつを使わないほうがいいの?
〇【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
→初心者が知っておきたい4つのポイント(実践編)
→心がおれる前に読んで欲しい(飼い主の気持ち編)
→→【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇【犬のしつけ】英語のコマンドにするか?日本語にそれするか?実はそれよりもっと大切なことがある