この記事は
【犬のしつけ】ハウス・トイレトレーニングの教え方【元動物看護師のリアル】
ではお伝えしきれなかったことをお伝えする詳細記事です。
実際の「ハウストレーニング」のやり方を詳しすぎるくらい丁寧に紹介していきますね。
・ハウストレーニングのリアルな手順
・注意点
・コツやポイント
について元動物看護師のわたしが解説します。
わたしは
・元動物看護師
・しつけの基本を学校で学ぶ
・オーストラリアでドッグトレーナーから指導をうけたことも
・愛犬のしつけに奮闘中
・複雑なことは苦手
ハウストレーニングのやり方【犬のしつけ】
【犬のしつけ】ハウス・トイレトレーニングの教え方【元動物看護師のリアル】
でもお伝えしましたが、ハウスができると
・お留守番が安心・安全
・旅行でも便利
・犬嫌いの来客時に便利
・災害時に一緒に避難できる
こんなに便利です。
・キャンプや旅行に連れていく予定の方
・お留守番させる予定のある方
は、教えておいて損はないです!
具体的な方法としては
ハウスにいるといいことがある
↓
扉はしまってもすぐにまた開く
↓
扉が閉まるとおやつがもらえる
↓
吠えても出してはもらえない
↓
おとなしくしていれば必ず出してもらえる
こんな感じで段階的に進めていきます。
とにかく最初はハウスでご飯をあげたり、おやつをあげたりして
「なんかこの中にいるといいことがあるなー。この場所好きだなー。」
ってワンちゃんに思ってもらうことからはじめましょう。
ポイントは家族の統一した態度です!
家族みんなで乗り切ろう!
ハウスにいるといいことがある
まずは扉を開けた状態で
・ご飯やおやつはハウスであげる
・ハウスにいるときに褒めてあげる
ことで、わんちゃんに
「なんだかわからないけど、ここ(ハウスの中)にいるといいことがあるなー。」
と思ってもらいましょう。
扉はしまってもすぐにまた開く
そこから
1秒扉をしめてみる
↓
すぐにあける
という感じで、扉が閉まっても大人しくしていれば、すぐにまた開くことを理解してもらいます。
それを繰り返しながら、徐々に扉を閉める時間を
10秒→20秒→30秒→…→1分→10分
と長くしていきましょう。
とにかくワンちゃんの様子を見ながら少しずつ慣らしていくのがポイント。
扉が閉まるとおやつがもらえる
ケージでのわんちゃんの滞在時間が長くなってきた際のポイントは2つあって
・扉をしめたらハウスの中におやつを入れる
・途中で出してくれと吠え始めたら無視する
です。
扉がしまってもハウスで大人しくしていればおやつが入ってくることで、わんちゃんの嫌悪感がやわらぎます。
「扉がしまったらおやつがもらえるんだー。」
って思ってもらいましょう。
吠えても出してはもらえない
そして、ハウスを教えるうえで特に優しい飼い主さんがつまずきがちなポイントが吠え始めても
「無視する」
という行為です!
さん
えー、無視するなんてできるかな…。
ホント、出たいといっている愛犬を目の前にして無視をするだなんて過酷すぎますよね。
だけど、
「あ、吠えても出してはもらえない。大人しくしていたらいつか扉はまた開くだろう。」
と思ってもらうためにも、心を鬼にして取り組みましょう。
吠えている間は
・声をかける
・ワンちゃんをみる
・目が合う
なんてこともあってはなりません…(汗)
ここは同居の家族がついつい甘やかしがちなので、事前にしっかりと説明してしつけのポイントを共有しておきましょうね。
家族の態度が共通しているほうが、結果的にわんちゃんに伝わりやすくはやくハウスを覚えられるのでワンちゃんも楽なんです。
家族で協力してスピーディに終わらせよう!
どうしても、
・つい見てしまう
・気になりすぎる
場合にはハウス(ケージやクレート)にバスタオルなどをかけて目隠しをすると、お互い頑張れます。
さん
目標の時間(例えば10分)経過したら、吠えてても出してあげていいんだよね?
いえいえ、そこで出してはダメなんです。
ここがもう一つの苦しいポイントなんですが、もしも10分が経過した時点で、吠えてるのにだしてしまうと、わんちゃんに
「あ、吠え続けてたら開けてくれた!これからも吠えようっと」
って、自信をあたえてしまうことになるんです。
なので、10分が経過していても吠えている場合には出すことはせずにひたすら鳴きやむまで我慢しましょう。
さん
それってどれくらい?
それはわんちゃんによって違うので、ハッキリは言えないのですが、参考までに我が家の場合は最高で30分以上鳴いていたこともありました。
さん
そんなに?わたしが我慢できるかな。
そうなんですよね。
人間の方が(ってこともないか)つらいですよね。
わたしも数あるしつけのなかでハウストレーニングが一番心が痛かったです。
でも、ここで踏ん張れば将来ハウスで過ごせるようになるし、避難だって一緒にできる!
そう思ってひたすら耐えるしかないのです。
飼い主のふんばりどころ。
くれぐれも同居の家族には、吠えているあいだは絶対にケージを開けない様に念を押しておきましょう。
鳴き声がかわいそうになって、耐えられず開けてしまうと…
「お、鳴き続ければあくんだ。次はもっと大きな声で鳴いてみよう。」
などと、わんちゃんに勘違いさせてしまい悪化します。
より鳴き声がひどくなったり、鳴いている時間が長くなったりもしますのでここは確実に家族と協力したいところです。
さん
せっかくの愛犬との努力が振り出しのゼロに戻ってしまうんだね。
そうですね。もしかしたらマイナスにもなり得るかもしれません。(ひえー)
マイナスになると成功が遠くなってしまう
おとなしくしていれば必ず出してもらえる
そんなこんなで、ケージにはいっても
「おとなしくしてたら、また扉は開くんだ。」
と、理解してくれたら次は
ケージに入っている時間を1時間・2時間とどんどん長くしていきましょう。
長くケージで過ごせるようになれば、ワンちゃんもハウスで快適にお留守番ができ、フリーでの留守番と違って誤飲の心配や危険から解放されますよ。
仔犬のうちは誤飲が多く、フリーでの留守番は危険だらけですからね。
いたずらや誤飲防止!
住宅環境によっては、ご近所に
「しつけをするから少し鳴き声が聞こえることもあるかもしれない。」
と、あらかじめご挨拶しておけば余計な心配がひとつ減りますよ。
ご近所も味方につける!
さん
そっか。覚悟を決めてのぞもう。
ついでに留守番の練習も
ハウスができてきたら、ついでに留守番の練習もしちゃいましょう。
コチラも段階的に
愛犬の視界からいなくなってすぐ戻る
↓
少し長くしてみる
↓
別の部屋に行ってすぐ戻る
↓
少し長くしてみる
↓
玄関の外に出てすぐ戻る
↓
少し長くしてみる
っていう感じです。
とにかくいなくなってもすぐに帰ってくることを覚えてもらいましょう。
戻ってきた時に大人しくしていたらおやつをあげたりするのもいいですよ。
すこしずつ難易度をあげていきましょうね!
ハウストレーニングは便利!【犬のしつけ】
たくさんしつけがある中で、ハウスのしつけはわたしが精神的に一番きつかったです。
だけどできるようになると
・留守番させられる
・キャンプや旅行に連れていける
・災害時一緒に避難できる
などなど便利なことばかりです。
結構精神的にきつかったので、これからしつけを頑張る方むけに、もっと心がえぐられない方法を模索してはいるのですが…。
今のところまだ見つかりません。
有力な情報が見つかり次第、またこちらのサイトでご報告いたしますね!
【しつけの前に必ず読んでもらいたい4記事】
①【初心者は注意!】犬と暮らすなら知らなきゃ損しちゃう4つのこと
②犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
③【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
④【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
【犬のしつけ記事一覧】
〇【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
→おすわり・ふせ・まて・おいで・おて(教えるしつけ)
→ハウス・トイレトレーニング(覚えるしつけ)
→犬の散歩のしつけ
→犬の社会化
→甘噛み・吠え・かじり・立ち上がり
→→犬のしつけ奮闘記・引っ張り
→→犬のしつけ奮闘記・散歩での吠え
→→ハウストレーニング・留守番
→→トイレはワンツートレーニングが便利です
→→【犬のしつけ】おやつを使わないほうがいいの?
〇【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
→初心者が知っておきたい4つのポイント(実践編)
→心がおれる前に読んで欲しい(飼い主の気持ち編)
→→【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇【犬のしつけ】英語のコマンドにするか?日本語にそれするか?実はそれよりもっと大切なことがある