飼い主の合図で愛犬がトイレをしてくれるしつけがあるって聞いたんだけど…?
「ワンツー・トレーニング」のことですね。
飼い主が
「ワンツー」
と声をかけると
ワンちゃんがいつでもどこでもトイレをしてくれるようになるので便利です。
初めて見たときは衝撃を受けました!
この記事では
・ワンツートレーニングのやり方
・大型犬でも室内トイレにするべき理由
・我が家のリアル
についてお届けします。
わたしは
・元動物看護師
・しつけの基本を学校で学ぶ
・オーストラリアでドッグトレーナーから指導をうけたことも
・愛犬のしつけに奮闘中
・複雑なことは苦手
この記事は【犬のしつけ】ハウス・トイレトレーニングの教え方【元動物看護師のリアル】では解説しきれなかった内容についての詳細記事です。
ワンツートレーニングのやり方【犬のしつけ】
愛犬と出かける機会が多い方は
「今ここでトイレをして欲しい」
って思う場面もありますよね?
今回紹介する「ワンツートレーニング」のコマンドを教えておけば、
飼い主がして欲しいタイミングで、愛犬がトイレをしてくれるようになります。
おでかけで
・車に乗せる前
・PA・SA(高速道路のサービスエリアなど)で休憩するとき
・お店などに入る前
とかにトイレを済ませることができるので便利です。
トイレをしてくれるコマンドがあるの?すごすぎー。
そうなんですよ。
私も初めて見たときは、衝撃を受けました。
車からおりてきたわんちゃんが、飼い主さんがササっと用意したペットシーツのうえで、「ワンツー」の掛け声と共になんとトイレをしはじめたのです。
そんなスマートなふるまいを見た瞬間から、次に自分が犬を飼う時は「ワンツー」を教えよう。と、心に誓ったのでした。
よく愛犬とおでかけするなら、かなり便利。
やり方は結構単純で
愛犬がトイレをしているときに「ワンツー・ワンツー」と声をかけるだけ
繰り返しているうちに
ワンツー=トイレ
というふうにワンちゃんが覚えていってくれますよ。
注意点としては
・初めは小さな声で
・できたらごほうび
・いろんな場所で試してみる
です。
トイレをしているときにいきなり大きな声を掛けられるとビックリしてしまう子もいます。
小さな声からはじめるといいでしょう。
声をかけられながら、トイレが終了したらすかさずご飯をあげて
「あれ?なんかワンツーって言われながらトイレをしたらごほうびもらえた!」
って思ってもらいましょう。
ワンツー以外の声掛けでもいいの?
声をかける言葉はなんでもいいようです。
ただ、「トイレ・トイレ」や「しっこ・しっこ」などだと、ちょっと使う場所を選んでしまうかもしれませんね。
うちは仔犬の頃「ワンツー」で教えたもののうまくいかなかったので、ややこしくならないよう現在は「いちにー・いちにー」に変えています。
大・小どちらも使えるの?
そうですね。
ウンさん(大)のタイミングで、同じように声をかけていれば認識してくれると思います。
でも、比較的ウンさんは我慢できるし好きなタイミングでして欲しいなという気持ちもあったので、我が家はウンさんのときは声掛けはしてません。
中にはウンさんは「いちに」おしっこは「ワンツー」などと使い分けることもあるようです。
おうちの環境と、愛犬の様子で決めてあげると良いでしょう。
すでに使っているコマンドと似ていないほうが認識しやすいです。
愛犬が理解しやすい工夫を!
慣れてきたら、場所とコマンドが結びつかないうちに色々な場所でも試してみましょう。
「ここですると褒められる」ではなくて「トイレをしたら褒められる」と思ってほしいから
大型犬でも室内トイレに【犬のしつけ】
「大型犬だと排泄の量も多いからなるべく外でして欲しい」
そう思うこともありますよね?
ですが、できれば室内でもできるようにしつけておくと安心です。
理由は
・将来の介護のため
・雨の日や台風のときのため
です。
若いうちは特に気にならないですし、雨の日でも飼い主ががんばれば外でトイレが済ませられますよね?
ですが、歳をとるとそうもいってられなくなるのです。
外でしかトイレをしていない子は
・室内でしたくない
・室内でしたらいけない
という気持ちから、無理をしてでも外で排泄しようとがんばってしまうのです。
一人で歩けるうちはまだいいですが、介助が必要になることも。
人間がその大きな体を支えて、トイレのたびに外に連れ出さなくてはなりません。
支える人間も大変ですが、外でしか排泄できないワンちゃんも大変です。
できれば体が動くうちから室内でもトイレをできるようにしておくといいですよ。
我が家のトイレトレーニング・リアル【犬のしつけ】
ビーちゃんの場合は我が家に迎えた時にはトイレトレーニングはほとんどできていましたが、まだまだ失敗してしまう事も。
あまりケージ内ではトイレをしたがらず、ケージ内にあるペットシーツを破くので、結果的に我が家の愛犬ビーちゃんのトイレはリビングに隣接する部屋の一角ということに自然になっていきました。
あまりケージ内でしたくなさそうだったし、ペットシーツをビリビリにするからハウスの中でさせるのは途中で辞めちゃった。
でも、今思えばケージでトイレをすることも時々はあったので、ペットシーツカバーなど駆使してペットシーツをかじられないようにして、ケージ内でしてもらえるようにしつけた方が良かったかな?なんて考えたりもしています。
そうすれば、なにかで留守番がながくなってしまったとしても、ケージ内でトイレを済ますことができますからね。
成犬でのワンツー・トレーニングのこと【しつけのリアル】
先ほどお伝えしたように、わたしは動物病院での大型犬の介護の大変さを目の当たりにしていました。
だから20㎏ちかくあるほぼ大型犬のビーちゃんには室内でもトイレができるようになって欲しくて。
なので、成長しても室内にトイレを用意しておきました。
でも、ビーちゃんはひざを痛めたのをきっかけに室内でトイレをしなくなってしまって・・・。
現在飼い主のコマンドでトイレができるようになる「ワン・ツー」トレーニングを絶賛継続中です。
散歩でトイレのたびに「いちにー・いちにー」と声をかけています。
いつもの散歩だとだいたいトイレの場所は決まっていることがあるので、試しに違う公園で試したりもしました。
一応「いちにー」の掛け声でトイレをしてくれます。
偶然じゃないと思いたい
いずれは室内のペットシーツの上で「いちに」の掛け声でトイレをしてくれるのが目標です。
でも成犬になると、トイレのタイミングが1日に2,3回しかなくなってしまうので、なかなか思うように進みません。
つぎは自宅の庭でトイレをしてくれるよう、試してみようかと。
庭だと葉っぱばかりきになってトイレする気配なし
なかには6ヵ月以上かかったなんて声もあったので、ノンビリやっていこうと思います。
うまく行った際にはまたこちらでご報告させていただきますね。
ワンツートレーニングはとっても便利
以上ワンツートレーニングと大型犬の室内トイレについて解説しました。
ワンツートレーニングができるようになれば、どこでもトイレをしてくれるので将来とても便利です。
一般的なトイレトレーニングができるようになってきたら、ぜひとりいれていきたいしつけのひとつですね。
よりハイレベルな愛犬との暮らしのためにがんばっていきましょう!
【しつけの前に必ず読んでもらいたい4記事】
①【初心者は注意!】犬と暮らすなら知らなきゃ損しちゃう4つのこと
②犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
③【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
④【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
【犬のしつけ記事一覧】
〇【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇犬のしつけの種類や順番は?トイレトレーニングよりも先にやっておきたいこと
→おすわり・ふせ・まて・おいで・おて(教えるしつけ)
→ハウス・トイレトレーニング(覚えるしつけ)
→犬の散歩のしつけ
→犬の社会化
→甘噛み・吠え・かじり・立ち上がり
→→犬のしつけ奮闘記・引っ張り
→→犬のしつけ奮闘記・散歩での吠え
→→ハウストレーニング・留守番
→→トイレはワンツートレーニングが便利です
→→【犬のしつけ】おやつを使わないほうがいいの?
〇【犬のしつけ】誰でもマネできるコツや注意点
→初心者が知っておきたい4つのポイント(実践編)
→心がおれる前に読んで欲しい(飼い主の気持ち編)
→→【犬のしつけ】こまかくしつけをしたくないなら4つのポイントをおさえて主導権を握っちゃおう
〇【犬のしつけ】英語のコマンドにするか?日本語にそれするか?実はそれよりもっと大切なことがある